転院とサブタイトル

今年の初め頃、日中に体の震えが止まらず冷や汗が出てきて失神してしまうことが増えました。悪夢を見たり不眠であるのは学生の頃からある症状なので慣れているのですが、失神するのはそれまでに年に数回ほどで頻繁に起こることではありませんでした。

 

何とかやり過ごしていたのですが今までにないタイプの身体症状が頻繁に起こるせいで不安が日に日に大きくなり、このまま耐えて生きていてもその内に父が年老いて介護が必要になり私が面倒を見るしかなくなったら嫌だなぁ。とか、自分がしんどい時にまで嫌な事をされた奴の事を考えている人生って何なの?と生きてく気持ちがなくなるような思考を続け、30歳を目前に人生最大の希死念慮を抱くようになりました。

そこから失神のこともあり数年前に通院していた精神科へまた通うことになりました。

 

今回のように私は人生の中で仕事を続けることが難しくなる時が度々あるので、それに伴い金銭的に安定している時期も少なく通院や人間関係を継続するのが難しかったりします。

(このことについては後々もっと詳しく書いたり、自分がやってきた対処法や少ないけれど行政やそれ以外の機関が手助けしてくれる制度を調べて書いてみたいなと思います。)

 

再び通い出した精神科の先生はいつも、呼吸法や何が人間に大切かを診察中に説いてくれる方でした。悪い先生ではないのですが自分には合わないという気持ちが病院へ行くたびに増えるので、先月転院する事を決意しました。調子が良くない時は、予約の電話をすることや紹介状を間に合わせるようにお願いすることにもパワーがいるので今月前半はずっとぐったりしていたように思います。

 

今週新しい病院での初めての診療だったのですが、病院自体の雰囲気が自分に合っているように感じました。初診だったので看護師さんが聞き取りをしてくれたのですが、細かく配慮してくださる方で今までの病院って何だったのだと拍子抜けしてしまう程でした。主治医の先生が紹介状を読み私にかけてくれた第一声が「あなた大変でしたね。辛い時間が本当に多かったと思います」でした。文字にすると簡潔な一言に見えますが、優しくでもはっきりと私の目を見て声に出してそう伝えてもらえた事に物凄く心が救われました。今まで誰にも言ってもらえなかった事を言われて、初めて自分がマイナスの所から0の位置に戻ってこられたと思えました。

お薬は自分に合うものを試しながら探すものだから飲んで違和感がある時は気を使わずに伝えてねと言ってくれたり、薬や通院を金銭的な事情や気分が不安定な時に自己中断する癖がある事にもその状態になる前に相談しようと具体的な解決策をくれました。先生に言われたことから、私は自身の現在の状態や気持ちを人に伝えることが苦手だからノートにそれらを記録しておいて問題が起こる前に対処できるように備えようと気づくことができました。

 

その日から、すぐに全部を変えることはできないけれど0に戻れたことだし、まずは1に進めるように苦しみと折り合いを付けていく方法をゆっくり探そうと思えるようになりました。

このブログのダサいサブタイトル~30歳からリスタート~は、30歳を目前にして希死念慮に苛まれた人間が30歳になって0からやってみようかと小さなきっかけで大きな心境の変化が起こった事を忘れたくないなと思って付けてみた。

 

転院する事を機に今までの自分の人生を細かく振り返っていると、この経験は同じ経験をした人と共有したいなぁと思ったり、今苦しみの渦中にいる人にもしかしたら参考になるかもしれない出来事なども思い出して、それらもブログを開設した理由になります。

 

文章いつも長くなってしまうね。。