性暴力を生き抜く

初めましてcouです。ブログを開設してみました。

ブログは初めてなので上手く使えるか不安ですが、外にも開かれた形で自分の経験を残してみたい気持ちが大きくなったので頑張ってみます。

 

最初の記事では何故ブログを始めようと思ったのか書いてみようと思います。

 

私は幼い頃から高校を卒業するまで父と祖父から性的虐待を受け育ちました。子どもの頃は性的虐待や性暴力について知識を得る機会がなかったので、子ども時代にみんなと同じようにできない事が多いのは自分が悪いのだ!このままじゃ恥ずかしい!と思い様々なことを全力でがむしゃらに力尽きるまでやってきたように思います。

今になりようやく自分がされていたことが性的虐待であったと理解してからやっと、今までみんなと同じようにできなかった事は性暴力を受け続けた後遺症から起きていたんだと少しずつ認識できるようになりました。父や祖父にされた事が性的虐待であったとちゃんと理解できたのも、大人になり交際していた人にDVを受け怪我をして当時住んでいた地域の女性センターの講座を紹介され、そこで性暴力やDVについて学んだことがきっかけでした。

 

自分の人生を振り返ると、暴力というのは激しい渦のようになっていて1度でもそこに落っこちてしまうとなかなか這い上がれず、何度も同じように回されて浮いたり沈んだりを繰り返し、やっとその渦から外へ投げ出されたかと思えば何もかも削ぎ落とされていて渦の外で生きるための道具を全て失ってしまっているように感じます。

1度暴力の渦に落ちると普通に生きていくのが本当に難しいのですが、それを他の人(家族・友人・恋人)に認識してもらえることは私の人生ではほぼありませんでした。それは私が受けた被害が家族間での性暴力であったことも大きな要因だと思います。性暴力の被害はこの世には無いものとして扱われているのかな?と絶望した事が今までに何度もあるのです。

 

こういった絶望や憤りや悲しみを、自分の中だけで消化するのではなく外に開かれた場所に蓄積させていこうと思ったのがブログを始めた理由の1つです。

これから自分が記せる範囲でこれまでの被害を記録したり、生活や仕事の中で難しい事、どうやって困難に対処しているか、病院のことや気分転換の方法、あったらいいなと思う仕組み、たまには趣味のことなどなど、、、

自分の性暴力との闘争記録として、また、この記録が誰かにとってほんの少しでも性暴力について考えるきっかけになる事を願って少しずつ更新していこうと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。